1年の作業
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ぶどうは収穫が終わると、作業は終了。な〜んて思っていませんか?
いえいえ。1年を通して色々な作業があります。
ここでは 露地ぶどうの作業をお伝えします。
5月 誘引
伸びてくる枝の向きをそろえます。
・2008年の作業の様子
5月 花穂成形
「かすいせいけい」と読みます。
ぶどうの花は細長くて10センチ以上にもなります。これを先端の3センチほどだけに切り落としていく作業です。
・2008年の作業の様子
6月 種なし処理
最近売られているぶどうは、種がないものが多くなってきました。ぶどうは勝手に種が無くなるのではなく、種なしにする処理をしてやらなければなりません。
これには、ジベレリンという植物が本来持っているホルモンを外から接種します。正確には、種ができないようにする処理と種が無くても実が大きくなるようにする処理の2回、ジベレリンを接種します。
6月 間引き
ぶどうはたくさん花が咲きますが、果実にするのは1房に30〜40個だけです。先に花穂成形で先端の花だけにしていますが、そのままにしておくと粒同士がギュウギュウになりすぎて破裂するので、混み合いそうなところの粒を間引いてやります。
これはとっても技術がいる作業で、この上手、下手で収穫したときの房の形や粒の配置、粒の大きさなど見た目が全然変わってきます。ぶどうの房は1つ1つ全部花の配置が違いますし、収穫時の房の状態を想像しながらの作業になるので、熟練を要します。
7月 袋かけ
仕上げの間引きまで完了したら、ぶどうの房を紙の袋で包みます。ここまできたら、もう収穫までぶどうの房をさわることがないので、病害虫が入らないように袋で覆います。
9月 収穫
緑色だったぶどうが濃い紫になって、酸味が抜けてきたら収穫です。